リストランテ・アル・ペッシェ・ドーロ シェフ 江部敏史さん
「プーリアな人々」日本人第一号は小石川にあるリストランテ、アル・ペッシェ・ドーロの江部敏史シェフの登場です。
プーリアで修行する日本人料理人最近は増えてきましたが、江部さんはその先駆者的存在です。
江部敏史さんは、ホテルニューオータニで料理人としてのキャリアを始め、リストランテ・アル・ポルト、ヴィーニ・ディ・アライ、などで修行を積み、1994年にイタリアへ渡りました。各地の郷土料理に触れイタリア料理の奥の深さに感心したとのこと。その中でも特に印象的だったのが、プーリアでした。
dp(da Puglia;以下dp):プーリアで一番好きな街はどこですか?
TE(Toshifumi Ebe;以下TE): バーリ。バーリ空港と駅はプーリアへの入り口。旧市街地、海辺などちょっと危険な感じが良い。
dp:プーリアで一番印象に残った風景は?
TE: 94年に働いたターラントのカンネットビーチからの夕方の海の風景。
dp:プーリアでどの季節が一番好きですか?
TE: 夏。南イタリアの太陽を感じる。
dp:プーリア料理で一番好きな一品は?
TE: Ceci e Tria (チェーチ エ トリア)チェーチはひよこ豆のこと、トリアはレッチェのパスタの種類。揚げたパスタをあわせるのは天才的。
dp:プーリアで一番感心したこと、印象に残った出来事は?
TE: ひとつひとつの料理を大切に食べること。それは、レッチェのおばさんコックさんの家で教わった事。
dp:プーリア人ってどんな人々ですか?
TE: 問題を抱えていても我慢強くもくもくと人間らしく生きている人々。
dp:プーリアからのお土産で一番お勧めなもの(喜ばれたもの)は?
TE: アルベロベッロのトゥルッリ関連のもの。
dp:プーリアをひとことで表現すると、どんなところでしょうか?
TE: SEMPLICE (シンプル)
プーリアの人々、そしてプーリア料理との出会いは江部さんの料理人としての方向性に大きく影響したそうです。なかでも素材の美味しさには圧倒されたと言います。今でもプーリアでの体験を思い出しながら料理を作っているという江部さん。シェフとして2件目のアル・ペッシェ・ドーロでは、若くて優秀なスタッフと共にプーリア料理を基本にした彼の世界をさらに追求しています。
アル・ペッシェ・ドーロ
〒112-0002 東京都文京区小石川3-1-7エコービルII 1F
電話:03-3813-7566 ファックス:03-3813-7567
水曜定休日
ランチ: 平日11:30〜14:00(LO) 土日祭日:18:00〜21:30(LO)
ディナー:平日12:00〜14:00 (LO) 土日祭日:17:30〜 21:30(LO)